2017/12/23

「Insta360 Pro 2.0」ファームウェアが大幅アップデート、12K VRなどこれまでにない映像品質を実現

2017年12月22日(ロサンゼルス時間)に、株式会社ハコスコ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤井直敬、以下「ハコスコ社」)が国内代表代理店を務める360度カメラ「Insta360シリーズ」(メーカー:Arashi Vision Co. Ltd)の中で、業界をリードするプロレベルの360°VRカメラ「Insta360 Pro」が、「Insta360 Pro V2.0」のベータ版をリリースしました。これは、「Insta360 Pro」のファームウェアおよびソフトウェアのメジャーアップグレードパッケージです。Insta360 Pro V2.0の新しいStitching Box機能を使用すると、クリエイターはProをコンピュータに接続し、ステッチ作業をProのオンボードプロセッサに行わせることができます。これによりポストプロセスの処理のボトルネックを排除し、ビデオワークフロー全体を合理化できます。

Insta360の創設者兼CEOであるJK Liu氏は、「これらのアップデートにより、Insta360 Proはまったく新しいレベルのパワー、多用途性、使いやすさを誇っています。 私たちの優先事項は、Insta360 Proユーザーに、現在と将来の最高のユーザーエクスペリエンスを提供することです。したがって、これらのアップグレードはすべて無料で利用できます。」と語ります。

以下は、Insta360 Pro V2.0で導入された主なアップグレードの詳細です。

総合的な画質アップグレード
ダイナミックレンジ、解像感、ホワイトバランス等はすべて、オリジナル映像を忠実に再現するために、一から最適化されました。写真やビデオの暗い色の領域でさえ、詳細な情報がそのまま残っています。ノイズも大幅に減少しました。

この画像を比べるとInsta360 Pro V2.0のダイナミックレンジが改善されたことがわかります。左の露出オーバーの画像は、空が真っ白に飛んでしまっていますが、右側のV2.0のイメージは、青い空を正確にキャプチャし、雲の詳細が記録されています。

下記の比較からは、Insta360 Pro V2.0の改善された解像感がわかります。左側の画像では、植え込みの植物はぼんやりとぼやけて見えますが、右側のV2.0画像は詳細情報を維持しています。

白い天井の一部を見ると、左の画像にはノイズがあることが容易に分かります。右側のV2.0画像はきれいで、ノイズが大きく減少しています。ノイズリダクションのデモンストレーションについては、このビデオをご覧ください:https://youtu.be/IkmUz2RcDwg

 

12K超解像度

Insta360 Proは、10枚の高解像度8K写真を連続して高速に連続して撮影できるようになりました。立体写真(3D)と2Dの両方の撮影モードでインテリジェントに1枚の超高解像度12K写真を合成できます。超解像写真の出力解像度は、8.2K(GearVRヘッドセットの最大解像度)から12Kの範囲で調整できます。
Insta360 Proは10枚の静止画をインテリジェントに組み合わせることにより、12Kの超解像360°および360°3D静止画を作成します。

 

オプティカルフロー補間とマニュアルフレームレート調整

これまでは、キャプチャ後にInsta360 Stitcherソフトウェアでビデオのフレームレートを手動で調整することはできませんでした。30 fpsのビデオショットは30 fpsでしかエクスポートできませんでした。今回のアップグレードにより、サードパーティのソフトウェアを使用せずに、書き出しのフレームレートを自由に選択できるようになります。さらに、全く新しいオプティカルフロー補間アルゴリズムを使用することで、キャプチャしたビデオの元のフレームレートを倍増できます。たとえば、元々120 fpsでキャプチャされたビデオは240 fpsで書き出すことができ、30 fpsでキャプチャしたビデオは60 fpsで書き出すことができます。

オプティカルフロー補間を使用してフレームレートを高める方法の例については、次のビデオをご覧ください:
https://youtu.be/QdCLbNWBfh4

 

全く新しい露出カーブと明るさのヒストグラム

PhotoShopユーザーは、編集プロセス中にイメージ全体の色やトーンをきめ細かく調整できる強力なツールであるCurves機能に精通しています。Insta360 Pro V2.0ではExposure Curvesが導入されています。これは、同じコンセプトを使用していますが、プロダクションの異なる段階に適用する機能です。撮影する前に、ユーザーは手動で露出曲線をリアルタイムで調整して、写真やビデオに完璧な色合いと色を得ることができます。
Insta360 Pro V2.0には、新しい輝度ヒストグラムが導入されており、リアルタイムで画像のさまざまな領域で明るさを調整することができます。

Exposure Curvesの仕組みの詳細については、次のビデオをご覧ください:
https://youtu.be/37RxIF3Mjxo

 

すばやく便利なステッチングのためのステッチングボックスの紹介

Insta360 StitcherソフトウェアをInsta360 Proに直接接続することができます。一度接続すると、イメージのステッチングは、ユーザーのコンピュータではなくProのチップで処理できます。Proの専用ハードウェアを使用すると、スティッチング時間が短縮されます。たとえば高度なスペックのコンピュータがないロケ先でも、撮影の合間にProを使うことで最適な画質でビデオをステッチできるのです。

 

Facebook Live 360​​のための最適化された4Kブロードキャスティング

Facebook上での4Kライブ360°ビデオ配信は、技術的な問題からFacebookの技術パートナーにのみ可能でした。 Insta360は、Facebookのサポートにより、スムーズな4Kライブストリーミングを実現するための新しいツールを開発しました。

このツールは、https://tools.insta360.com/live/fbからアクセスできます。

 

天頂ステッチングの最適化

天頂部のスティッチは技術的に難しいことが知られています。Insta360 Stitcherソフトウェアの新機能により、クリエイターは天頂部の完全なステッチを得ることができます。以前のスティッチでは、撮影状況によっては天頂部のコーン型収差を伴う画像が避けられないことがありました。しかし、これからはInsta360 Stitcherソフトウェアのトグルスイッチをオンにするだけで、クリエイターは天頂部を正確に表現することができます。新しいトグルスイッチをオンにすると、クリエイターはシーンの天頂ステッチをすばやく最適化できます。

 

長距離Wi-Fi接続のためのその他のオプション

撮影者がカメラから写り込まないように撮影するために、スマートフォンやコンピュータとInsta360 Proの間に安定したWi-Fi接続を確立することはとても重要です。Insta360 Pro V2.0のリリースで、Insta360はWi-Fi接続用の2つの新しい推奨ソリューションを導入しています。

Insta360 ProとNetgear Nighthawk M1モバイルルータをペアにすると、Wi-Fi範囲を最大195フィート(60m)まで拡張できます。一つ目の方法は、Proをスマートフォンの4Gホットスポット(Proのモバイルコントロールアプリで簡単にできます)に接続することでWi-Fi範囲を大幅に拡張します。
もう一つの方法は、Netgear Nighthawk M1などのモバイルルータとProをペアにすることです。障害の少ない状態では、このルータを用いることで最大195フィート(60m)の範囲に接続を拡張できます。

 

便利なSDカードのフォーマット

以前は、Insta360 Proで使用するSDカードはコンピュータでフォーマットする必要がありました。今回のアップグレードで、SDカードをカメラに挿入した後、Proの内蔵ディスプレイで「ストレージ」オプションを選択すると、カメラに搭載されたSDカードを簡単に再フォーマットできるようになります。

Insta360 Pro V2.0ベータファームウェアは、https://www.insta360.com/downloadからダウンロードできます。
比較画像とサンプル映像については、http://bit.ly/Insta360-Pro-V2にアクセスしてください。
詳細については、pr@insta360.comまでご連絡ください。


Insta360について
・設立:2014 年
・代表者名:CEO Liu Jingkang
・本社所在地:中国 深圳
・URL:http://www.insta360.com/
・事業内容:360°カメラ開発販売

Insta360は最先端の技術を使って気軽に使える360度カメラを製造しています。
軽量で持ち運びしやすいようにデザインされているInsta360のカメラは、観光業、不動産業、報道、イベントやカンファレンスなど、あらゆる場所から現場の様子を伝えようとする人にぴったりです。Insta360の製品群は、VR(仮想現実)コンテンツを作成して360度ライブ配信することで世界中の人々に没入感を体験してもらおうと思っている人の力となります。

株式会社ハコスコについて
株式会社ハコスコは誰でも手軽にVR機器を入手・体験できるよう、ダンボール製のVRゴーグル「ハコスコ®」、専用アプリ、VRコンテンツからなる「VRサービス」を提供。VRゴーグルの出荷台数60万、動画投稿数1万、登録ユーザー数5万人と国内最大級のVR配信プラットフォームです。
2016年日本アドバタイザーズ協会 Webグランプリ WEB人賞、先進映像協会 グッドプラクティスアワード2016 奨励賞受賞、2014年グッドデザイン賞受賞。

・本社所在地: 東京都渋谷区千駄ヶ谷
・代表取締役: 藤井直敬
・設立: 2014年7月
・資本金: 182百万円(資本準備金含む)
・URL: https://hacosco.com/
・事業内容: VRサービスの開発・販売・運営

* 「ハコスコ」は株式会社ハコスコの登録商標です。
* 本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。