2022/4/15

最良の選択肢になり得る!モジュール型アクションカメラ「Insta360 ONE RS」の特徴をレビュー

Insta360の新しいアクションカメラ「Insta360 ONE RS」が新しく発売されました。「Insta360 ONE RS」はモジュール型のアクションカメラで、360度カメラ用のレンズや4Kの広角レンズなどを交換して利用できることが特徴です。本記事では「Insta360 ONE RS」の特徴などをレビューします。

Insta360 One RS

多くの改善点が見られる、まさに正統進化

2年ぶりにアップデートされた最新機種の「Insta360 ONE RS」は、前機種に比べて使い勝手や基本性能が向上したポイントが数多くあります。主に進化した点を下記に列挙します。

・48MP静止画(4Kブーストレンズ)
・HDR動画(4Kブーストレンズ)
・4K60fps動画(4Kブーストレンズ)
・6Kワイドスクリーン動画(4Kブーストレンズ)
・手ブレ補正機能の強化(カメラ内で「Flowstate」が効く)
・風切り音の除去などマイク機能が強化
・バッテリー容量が「1445mAh」に増加
・Wi-Fi転送スピードが50%アップ
・バッテリー容量が21%増加(1445mAh)
・マウントブラケットのデザインが一新し、取り回しが大きく向上
・モニターの反応アップ

以上のように前機種から改善すべき点を改善した、まさに正統進化を遂げた機種といえます。

アクションカメラとして優秀なスペックとコスパ

価格も360度レンズと4Kブーストレンズの2つが付いた「Twin Edition」で税込69,800円と、アクションカメラと360度カメラの2つを揃える事と比較すると、非常にコストパフォーマンスが高いです。アクションカメラの代表格である「GoPro HERO10 Black」のメーカー価格が税込64,000円(2022年4月現在)なので、ほぼ同価格で、実質2つのカメラを揃える事ができます。

さらに機能面でも「GoPro HERO10 Black」と比べて、「Insta360 ONE RS」4Kブーストレンズが優れている面もあります。主な優位な点を下記に挙げます。

・4,800万画素数と高い静止画画素数(GoPro HERO10 Blackは2,300万画素)
・HDR動画を撮影可能(GoPro HERO10 Blackは撮影不可)

逆に、モニターの大きさは「GoPro HERO10 Black」と比べると小さく、気をつけたいところです。

「GoPro HERO10 Black」よりもスペック的に優位な部分もあり、さらに360度カメラにもなれるというのは、「Insta360 ONE RS」のアクションカメラとしての大きな魅力でしょう。また、前機種のモジュールと互換性があるのも嬉しいポイントです。

取り回しの大幅な向上

Insta360 One RS

カメラの取り回しや使い勝手でも、地味ですが着実に良くなっており、特に手ブレ補正の機能とマウントブラケットの機能・デザイン性の向上は、前機種のユーザーからは大歓迎されるかと感じます。

カメラコアモジュールの性能がアップしたことで、カメラ内で手ブレ補正を効かせて、スマホとWi-Fi接続した状態で簡易な編集が可能になりました。スマホのローカルにデータを移動させることなく、一連の編集作業ができるようになったのは、大きなメリットといえるでしょう。また、Wi-Fiの転送速度が50%アップしたのも、使い勝手に大きく貢献しています。

マウントブラケットのデザインも、大きく変わりました。今機種はカメラを横からスライドさせてカバーする仕様になったことで、レンズ交換をするのが格段に楽になりました。また、放熱も工夫されていて改善されています。さらに、前回不満だったマウントブラケットを付けている状態だとケーブル接続での充電がしづらいという点がクリアされており、マウントブラケットを外さなくてもそのまま充電可能です。

Insta360 One RS

360度カメラとしても、5.7K動画を撮影できるなど、最高品質のカメラである事は間違いなく、自撮り棒を自動で消去して第三者視点のドローンのような動画を撮影できたりと、迫力のある魅力的な動画を簡単に撮影できます。

Insta360 One RS

「Insta360 ONE RS」1つで、スマホでは撮影が難しい様々な静止画・動画を作ることができます。アクションカメラと360度カメラに興味があるけれども、どちらとも所有していないという方には、最良の選択肢の1つであるカメラだとオススメできます!